
関東遠征の期間はずっと天気が良かった。
お母さんには本当にいつも頑張ってる。
しかし、お母さんは車の運転ができない。
そして、どこかに行くにも移動手段もわからない。
面倒くさがって、行きたがらない。
行きたいところは山ほどあるのにね。
免許があれば、どこにでも行ってるわ!
とよく言うが、本当にそうだろう。
せめて関東に来た時くらい、
近場で行けるところに連れて行きたいと毎年思っています。

お母さんの実家の宗派、日蓮宗の総本山。
身延山の久遠寺だ。
大本山の池上本門寺には何回も行ったことがある。
それこそ21歳の就農する前も、
川崎でフェンダーのストラトを買った後、帰りに寄ったんだなー。
懐かしや。
池上本門寺は東京にあるでかいお寺です。
日蓮聖人が亡くなったところだ。
そりゃー身延山のような過酷なところにいれば、
具合も悪くなるわ…(°_°)
熱心な仏教徒、宗教家ではないけれど、
勉強?興味を持つと面白い。
自分は建造物が好きなのかも。
大きな建造物。

大きなお寺の柱は素晴らしい。
こんな太くて立派な木を贅沢に使っている!
そして、この規模だ。



本堂の中は撮影禁止なので、さすがに撮れなかった。
お母さんが一生に一度で良いから行ってみたいと言っていたのを、
19の時聞いていたのを覚えていた。
10年以上経って、叶えられたよ。
山梨…遠い遠いところです。
青森から900キロ。
若い時は、行けるなんて想像もしなかった。母親もね。
でも、行きたい!言ったことが良い。
言わないと、オラは連れて行こうとも思わなかったわけで。
新宿から高速バスも出てるし、
電車でも行ける。
高速バスを使えば日帰りも可能だし、
2万円あればお釣りが来るレベルでした。
全然行けない場所じゃなかった。

出発する前に調べたら行けそうだったので、母親と相談。
ノリノリで決定。
望めばどこにでも行けるさ。
欲しいと思ったものは手に入るさ。
なりたいモノにもなれるさ。
その間、努力したり、耐えたり。
特に寺なんかだと、仏さまが導いてくれるってもんだろう。
行けるさ。




ロープウェイに乗って、奥之院へ。
奥之院…俺の屍を越えてゆけってゲームも、
こんな感じの場所があったなー。
奥之院、思親閣。
日蓮聖人が、ここから遠くの故郷にいる両親を思っていたそうだ。
先祖を大切にしてるというよりも、
子供として、親を思うという印象があった。
宗教って、そういうもんだと思う。
先祖を大切に思うのが大事で、上っ面で祈ってても意味がない。
でも毎日祈っていれば、それが身に染みついて、
その考えが出来て来るというのもある。
感謝の気持ちを持つとかよく言うが、
信じている人に限って、全くなってない。
おいおい、それが本当の仏教徒の姿かよ…と思う。
どっかの社長さんが、一日一万回ありがとうを言っていると聞いたことがある。
そうすると本当に感謝が出来るようになるそうだ。
自分もスプレヤーを洗ったり、掃除をする時はよく呟くようにしている。
ありがとうございますの言葉を言いながらすると、手を抜かなくなるんだよね。
こっちの方が、よっぽど心が落ち着く。
現代版の教えのような気がする。
仏教が悪いわけではない。
大切なのは根本だよねって話です。
先祖が大切って思ってるんじゃなくて、
先祖は大切っていう前提でいることが大切なんでしょうね。
感謝の念を持つのが大切なのではなく、
感謝の念が常にあるのが大切なのでしょう。
そうすれば、喧嘩はなくなるんだよね。
そう思ったら、形だけの宗教は何か違和感を感じるようになりました。
自分は親を大切に思っています。
じゃなきゃここに連れてこなかっただろう。
でもこれは自分にとっては当たり前の行動です。
常に親を思っているから。
愛情とは、そういうものです。
感謝の念も、先祖を思う気持ちも、
宗教ではなく、愛情です。
愛という一文字を伝えるために、
昔は仏教っていう教えがあったのだと思う。
お経も、ラブソングだ。
とりあえず、お母さん、お疲れ様でした!
また一年頑張って良いりんごをつくろう!
そしてまた行きたいところに行こう。
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