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会津ひろきりんご園『紅のりんご農家』ブログ

4/7 発芽 こっから日に日にどんどん進む。

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今日は待ちに待ったジョナゴールドの収穫だ!!

ふじの袋剥ぎが遅れたせいで、収穫が遅れました。

予定だと18日までにはもぐ予定だったんだが・・・。

まぁ美味しくなったんだから良いべ!

ジョナゴールドは、ジョナサンとは違います。

ジョナサンは紅玉の英語の名前です。

ジョナゴールドは紅玉とゴールデンデリシャスの掛け合わせなので、そのような名前になりました。

よく「ジョナサンゴールドって美味しいよね!」って

自信満々に言ってるおばちゃんが居ますが、

間違う気持ちはスゴクわかります(笑)

無袋だとサンジョナゴールドです。これと間違うのかな?

サンジョナは柔らかくなりやすい、着色管理が難しい、油上がりがしやすいという欠点があります。

ですので、大体の農家さんは袋を掛けた有袋栽培が基本です。

袋を掛けたりんごだから、ただのジョナゴールドなのだ。

サンジョナゴールドを栽培している農家さんは、味優先の栽培なのでしょうね。

と言っても有袋栽培がマズイわけじゃありません!

長い歴史を持つりんごです。人気あるんですよ~。

袋を掛けると、めちゃくちゃ日持ちするんです!

それで長くスーパーに並ぶことが出来るので、

人気があるように見えるだけなのかも知れませんが。

まぁ長期販売できる昔ながらの品種というわけです。

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色は黒々した赤い色になるし、年中日陰のりんごはどうしてもピンク色です。

このりんごは理想の色だと思います。

味は糖度もそれなりに高いのですが、酸味が強く感じられるりんごです。

みなさんの大好きな蜜は入りません。

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そしてこのりんごの最大の特徴は

「熟すと、硬度や味を保とうとして、ワックスが出てきます。」

触った時にヌルヌルするのは、このワックスです。

触っても大丈夫だし、食べても大丈夫です。

このワックスが嫌いな人もいるし、

マニアックな方はこれを選ぶ人もいます。

うちのじーちゃんばーちゃんはこのワックス付きを食べてますよ~。

今年はこのワックスがまだ樹になっている状態で出ています。

日当たりの良い場所、日焼けしちゃたりんご、傷、生理障害などいろいろな理由でなります。

りんご専用の冷蔵庫で冷やすと一時的にワックスの分泌は止めることが出来るようです。

あとはお店に並んでからはよくワックスは出ます。

お店でヌルヌルしたのじゃなきゃ、美味しい証として考えるべきだと思いますよ。

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うちではこのジョナがふじの次に多い品種で、全畑に小数あります。

まぁ収穫が面倒だ(笑)しかも畑の中にもバラバラに植えてある。

そんな時はこの運搬車に乗って運んできます!

コイツがあれば楽々運搬できます。

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りんごを選別することを選果といいます。

量が少数のため、軽トラックの荷台で選果しています。

この高さが好きですね。

オラはうちに帰ってからもう一度全部選果し直します。

この選び方は園主次第です。

等級、大きさ、いろいろ選べます。

それなりの場所も必要ですが・・・。

早くオラも劇的ビフォーアフターに連絡して仕事場を整えてもらわなきゃ。

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僕、戸田恵子。

間違えた、アンパンマン!

鼻デカ!!と突っ込んだあなたとは、良い酒が飲めそうです。

オラはカクテルしか飲まないけどさ(笑)

これだけ大きいジョナは滅多にありません。

神棚に飾るべきです。

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りんごと花のコラボレーション!

なんか微妙ですけど(笑)

たまに咲きます。

異常気象とかそんなのではないです。

なんでもかんでも異常気象って言ってたらいけません。

テレビに騙されるな!

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今日は疲れに疲れまくってます。

起きたのが寝坊して8時(笑)

最低最悪です。

お昼休みなしでりんごもぎしてましたよ。

もちろんです。

でも朝から体調不良だったんですよね。

とってもフラフラしてます。

げ、うちの猫の幻覚が見える・・・。

あ、本物の猫だった。うちのじゃないけど。

「やあ」

って一言声掛けてくれたような気がします。

やっぱ具合悪いのかな。

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晩御飯食べた後、いよいよ選果です。

収穫したのは全部で40箱。

今日は一人で収穫しましたから、こんなもんでしょう。

さぁ、りんご食うぞ。

選べよ!って思ったあなたとは良い酒が飲めそうです。

大事なことなので二回言いました。

やっぱり酸味が強いね。子供の時に食った味だ。

自分の好みとしては、硬くて酸っぱいの。

子供の時は品種なんてわからなくて、

お父さんに酸っぱいヤツくれ!っと言っているのを思い出しました。

子供の時は家族に「酸っぱいのが好き」ということを周知徹底していたので、

みんな今でも知っています。イチゴも青っぽいのが好きだし、

柑橘系は畑のおやつでよくむしゃむしゃ。

だがから揚げにはレモンは搾らない!(笑)それとこれとは別です。

食えないわけじゃないから、誰かと食べる時はなんも言いません。

んで、酸っぱいのを頼むと、大体紅玉かジョナが出てくるんですが、

全然硬くないのね!!(笑)

粉っぽくなっちゃってて、「硬いヤツ選んできてよ~」とワガママ言います(笑)

小さい頃はりんごが柔らかくなることを知らなかったんですよ。

無知とは恐ろしい・・・。

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この蜜が入っているのは史上最強の味を持って生まれてきた、最凶のりんご「北斗」

こいつは厄介な品種で、ふじの代わりになってやろうとした野望高きりんごです。

うちの師匠が若い時に

「この品種は絶対流行る!!お前のとこでも苗木をたくさん植えろ!!」

と言って、うちでは言うこと聞いて結構な量を植えました。

このりんご、味は本当に本当に美味しいし、簡単に大きくもなります。

だがしかし!!!!

神様は残酷だ。

色は着きにくい、玉が成長して大きくなり過ぎると生理生涯が出易い、

心カビ病という種にカビが生えてボタボタ落ちる、それを拾う手間も掛かる、

心カビは外から見えないので、出荷してから内部から腐る、

蜜が入り易いので長持ちしない、落下防止剤を散布しないといけない、

などなど。

北斗の弱点を並べたらキリがありません。

うちだけではなく、青森県のりんご農家が試験場に騙された品種だったらしいです。

それから農家は新品種に敏感になり、増やしすぎないようになりました。

今では北斗の育成も段々と定着し、栽培し易いとは言えませんが、

技術のある方は栽培しています。

うちでは一本だけあります。

と思っていたら、脇から生えた枝を成長させたのが4本あって、

北斗が増えました(笑)

美味しいと思いますが、オラはふじの方が好きですね。

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さてさて選果だー!!

でも

もうフラフラで何回倒れそうになったかわかりません。

それでも頑張って綺麗に並べる方法を考えたりしてました。

この並べ方って今までイマイチわからなかったんですが、

収穫時期って忙しいから誰にも聞けずにいたんです。

知らぬは一生の恥。

だからこそ研究!!作るのに何回やり直したことか・・・。

知らないなら自分でやってみよう!失敗から学ぶと自分のアレになります。

なんだっけ。まぁ良いや(笑)

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終わったのは11時。

除袋三日目の写真を撮ってなかったので、夜に行こうとしたら雨が・・・。

さすがに風呂入った後に行くのはね・・・。

見ている方には申し訳ないのですが、明日の朝に撮るんで許してください。

上の写真は1箱だけ出来た超大玉のジョナゴールド。

「世界一ですか~?」

「いえ、ジョナゴールドです」

「ジョナゴールド!?デカ!!」

と市場の担当の方に去年出した時に言われました(笑)

常識があればまず加工に出すのですが、

食はエンターテイメント。

園主は作物をプロデュースするのが仕事だと思っています。

会津ブランドであるべきだし、会津スタイルで良いのはず。

無肥料、有機肥料、栽培の仕方は人それぞれ。味も品種もそれぞれ。

大きさも違えば、箱も何もかもが園主の采配一つだ。

農業もAKB48みたいなもんだよね。

だからオラは市場に「巨大玉ジョナゴールド」として出してきます!

これがオラの作ったりんごじゃー!!

よく食物で遊ぶな!って言うけど、食べ物と遊んでるんだよね。

りんごを栽培するということは、りんごと会話をしているんだ。

「最近この枝が伸びてきちゃった・・・でも自分で折っちゃ変になりそう・・・」

「じゃあオラが切ってあげるね~」

「変な虫がついちゃう・・・嫌ならおっぱらってよ」

「了解了解、農薬散布~」

「ヒロキくんがいらないなら、このりんご落として良いよ・・・」

「そんなことできるかよ!!でも・・・やっぱりゴメン!落とすよ・・・」

「今年もヒロキくんのためにいっぱい子供を作ったよ!!」

ハイハイ、もう病気です。

病院をここに建ててください(笑)

農業の楽しみ方は人それぞれです。

と言いたかっただけですから。

ホント。



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