
昨日玉まわしをしたばっかりなので、そうそう上手く色が入るわけはなく、
変わりはないように見えます。
この有袋栽培は、作業が遅れると命取りだなと実感しました。
味には変わりはないのですが、
色が重要な有袋栽培。
こんな薄い色じゃ、ちょっと有袋栽培の意味があるのかどうか・・・。
最初にレポートしたのものは、もう収穫できるレベルに達していますしね。
自分のできることに限界は作りたくはないです。
でも結果が出ないって時もありますよね。
10のことを作りたいのに、今の自分は1しかできない。
今みたいなもんですよ。
全部のりんごにスパッと色を入れたいのに、それができない。
自分の思い通りになっているが1割しかない。
りんごは一年に一回しか栽培できません。
やり直しができない作物です。
やり直しができなくて、木を切る農家さんもいます。
そして毎年の積み重ねで美味しくなる作物でもあります。
10のことを成し遂げたいのに、1しかできない。
だったら10回繰り返せば良いだけなんだよね。
同じミスはせず、毎年1ずつ増やしていこう。って思っています。
段々美味しいりんごをつくれるように積み重ねていきますから。
その美味しいりんごが、果たして万人に美味しいのかと言ったら
そういうわけではありませんが。
りんごの糖度が高い程美味しいと思われがちです。
しかしありえない糖度をたたき出したりんごが、
「あんまり美味しくない」
と不評だったこともありました。
それからりんごは「糖度と酸味のバランスと、食べる人の相性」なのかなって思っています。
オラがりんごの未熟果実の渋さが好きなようにね。

岩木山に雪が乗っかってるね。
あと一ヶ月もすれば雪掻きしなくちゃならない時期になります。
もう冬なんだなー。あっと言う間の一年でした。
まだ終わってないけど(笑)
今年は新幹線並みに時が駆け抜けていった気がします。

輪紋病が進行して腐ってしまいました。
りんごを保存して失敗してもこうなります。
こうなってしまえば、さすがに食べられません。
ちなみに病気のりんごを食べたからって病気にはなりません。
逆に農薬減らしてるんで、たまーにこんなのが起こるんですね。
今年はちょっと減らし過ぎたのかな~・・・。
結構腐った果実が見当たります。
お客様に届くまでの間にかなりチェックされるので、
内部から腐るものじゃなければ発見できます。
この輪紋病は外部から腐るので、簡単に発見出来るんです。
内部劣化は難しいですね・・・。
糖度を上げるために遅くまで実らせると蜜が入りますよね?
実はあれが原因で内部から腐るのですよ。
あとは遅くまで実らせておくと、氷点下にさらされて樹上で凍る場合もあります。
この凍ることによっても、さらに内部劣化になりやすいとも考えていますが、
なかなか解決策が見つかりません。
味の追求は、長持ちを犠牲にします。
りんごって本当に難しいです。
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