
これがスコアリング!!
樹の皮をグルっと一周ノコギリで傷をつけて、
樹の皮を通って、根に戻る養分をりんごと枝に貯めておく必殺技。
切り込みが深過ぎると、樹が衰弱しすぎるという欠点があります。
浅いと養分が戻って意味がないです。
やるとやらないだと、やった方がちょっと美味しくなります。
若干衰弱する、くらいが理想です。
人工的に勢いのある樹を弱らせ、美味しいりんごを作りやすくするのが目的。
やっぱり樹に勢いがあると、美味しいりんごは実らない。
去年もやりました。
それが左側の傷です。
大体腕くらいの樹に行います。
これを全部の樹にやるので結構な本数です。

最近買ったスコアリングに適しているノコギリです。
スコアリングは薄いノコギリだとダメだし、
長いノコギリだと傷をつける時に邪魔です。

結構厚めのノコギリです。
このくらいがスコアリングにはベストなようで、
スコアリング暦20年くらいの大師匠に言われました。

ノコギリの柄はカッコイイキツネなのに、
シールはかわいいキツネ・・・。
このノコギリは「又二金物店」で買いました。
板柳にある老舗金物店。
弘前からも買いに来る人もたくさんいます。
かっぱ橋の超老舗みたいな店の、店がおっきい盤みたいな感じの店です。

水が流れていますね~。
でも大丈夫。
あと二ヶ月くらいすれば、
カルス形成されて養分が流れる管は元に戻ります。
自然の神秘だ・・・。
自然と上手く付き合う、そして自然をコントロールして自分達人間に
上手く還元する。
これが農業の醍醐味でもあり、目標ですね。
スコアリング、せめて下旬までには終わらせよう!
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