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会津ひろきりんご園『紅のりんご農家』ブログ

4/7 発芽 こっから日に日にどんどん進む。

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興味深い本を見つけた。

というか、お目当ての本だ。

「りんご一つにあと20円多く払えば、東北の農業は復興できる」

ナチュラルアートの鈴木誠氏が書いた本です。

鈴木氏とは、トップランナーで一度だけお会いしたことがあります。

とっても熱い方で、農業者以上に農業のことを考えている方でした。

なにが興味深いかというと、タイトルそのまんまだ(笑)

一個20円多く払っただけで東北の農業が救えるというものだ。

東北と大きく囲っているが、多分上の東北三県、もしくは青森のことだろう。

まだ読んでないからわからんが。

りんご農家がたくさんいる県なんて限られているからね。


あと20円と言うというけど…

りんごの20キロ木箱に40玉サイズだと、約80個ですね。

10キロ40個ってことですから。

りんご一個100円だとすると、40玉サイズなら…20キロ木箱で8000円です。

20円足すと、120円×80個=9600円ですね。

この1箱1600円が増えただけでどうやら東北は助かるというのだ。

興味がわかない訳がない。

例えば100箱収穫する農家がいるとすると、

100箱×1600円=16万ってことか。

収穫量は人それぞれだが、農家的にはなんか助かりそうな気がする数字だ。


でも、助かってどうするんだろう?

自分達のご先祖様&先輩方がサボったせいで、こうなってるんだろって感じることが多々ある。

あー言っちゃった(笑)

りんごが安くて生活出来ない!もうちょっと高かったらなぁ…とか、

台風来たから生活出来ない!

町がなんとかしろ!助成金出せ!

国が悪いからだ!不景気だからだ!

ってよく聞く。

そんな人に紀伊国屋の創業者田辺茂一氏からの一言、

「何でも時代のせいにしてれば、そりゃ楽だ」

楽だな(笑)自分の責任なんてこれっぽっちも考えていない。

しかしそんな考えじゃイカンだろ。

時代に合せて変わっていかなくちゃ。

不景気だからなんだ、民主党だからなんだ、子供手当が終わるのなんか、

関係ないわけじゃないけど、自分がそれに合せて変わらないといけないんだろーが。

誰のせいでもない、自分のせいなのだ。

会社が潰れたら誰のせい?

台風のせい?自分のせいだろ。

そりゃー限界もあるのかもしれんが、

農業はまだまだ限界なんて見えていない。

むしろこれからの産業だと思う。


農家は誰でも出来そうって思われがちだけど、

農家も経営者。

誰でも出来るわけじゃない。

でも今までは誰でも出来ていた。

卑怯者でも本気の人でも、不味いものを作る人でも、

美味しいものを作る人でも、他の農家に迷惑をかける人でもだ。

そんな時代はもう終わりになってくれて構わんと思ったりする。

本気になれない、ならない人、はい上がってこれない人は落ちていくのみだと思う。

と、いうのを基幹青年の時までは考えていた。

今でも考えている。けれど、今はそれにプラスアルファされてる感じ。


基幹青年の講義、秋田義信氏が来た時だ。

農業論調の軌跡の本の時かな。

本の中を読んで、秋田氏がブチ切れるっていう講義だ(笑)

その本は農業批判をする政治家や、経済界の大御所達が書いた記事をまとめたもの。

記事には、オイラが農業をやり初めてから思ったこと、農業に対しての不平不満が書かれてた。

それを読まれてブチ切れられたもんだから、

なんだかオイラが叱られている気分だったのだ。

でも的を射ている発言にとっても納得出来た。

本で自分と考えが似ていた記事に線を引いて、

講義が終わった後、秋田氏に「今までの考え方が変わりました」って言いに行ったのは良い思い出。

その本は…確か山野りんごの社長に貸して、そのまんまだった気がする(笑)


農業ってまだまだ何もかも未完成な部分が多くて、国の政策に左右されやすいものでもある。

そして昔からの農協、市場出荷体質が抜けなくて、時代のせいにしちゃう考え方も問題だ。

消費者が20円多く払ったって、結局スーパーや中間業者、バイヤーが取っちゃうからね。

雹害の時がそうでした。

箱代の方が高いんじゃないか?っていうぐらいの値段で買って、

仙台のスーパーでは普通の値段で売られてるんですもん。

ありえねー。

まぁ、きっと雹害から出る廃棄する量やコストを考えての値段なのだとは思いますが…。

そう思いたい。

そうならないためにも、農家にはいろいろやり方はあったろうって思うんです。

雹害が初めてだったわけじゃないんだし…。突然の災害に弱過ぎ。


この本のタイトル、読む前だけどオイラはこう思う。

あと20円、農家の手元にくるような仕組みを作ればということではないだろうか??

りんごの値段は変わらず、もしくは安くして、

コスト削減か、中間業者を省くのか、スーパーと個々に取引するとか。

そういう努力が必要ということが書いているのでは??

正解はこの本の中だけにあります。

農家に読んで欲しい一冊です。

今年の夏休みの作文にピッタリ。


さくらのの近くのツタヤの農業系の実用書のトコに売ってます。

ちなみに元デンコードのツタヤには多分置いていません。

探せませんでした。


この本の続きは、来週のまな板の上で!カンカンカン!!(AMラジオネタ)
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