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会津ひろきりんご園『紅のりんご農家』ブログ

4/7 発芽 こっから日に日にどんどん進む。



我輩はりんごである。

名前は忘れた。

前の園主も私の名前は知らず、

興味もないのか、

地面に落として、

「今年も落ちたか」と言う。

しかし、今の園主様は仕事もそっちのけで

私のことを見てくれた。

「何っていう名前だべ?」

「どんな味なんだべ?」

と独り言を言いながら実すぐりしていた。

赤いりんごで秋になると落ちる。

たったこれだけのヒント。

私は落下防止剤を散布しないと落ちてしまう。

そして心カビ病も多く、小玉だ。

8月中旬、心カビのりんごは早く赤くなるので、

園主はそれを見極め落としていった。

つがると同じく落下防止剤散布。





と、こんな風に栽培してきた謎の品種。

旭かきたかみだと思ったが、

旭は既にありました。



外国からやってきた、つるが短い品種だ。

酸味が強い。

きたかみは旭の子供。

そして隣の畑のを見ましたが違うようです。

いよいよわからん。

が、

樹齢を見る限りそんなに古くはない。

そして9月前に何個かは完熟になる。

強烈な酸味がそれを教えてくれた。

きたかみの子ども、

みちのくか、ねぶたの2品種だ。

もうこれ以外は考えられん。

みちのくとねぶたは兄弟で、

同じ親を持つ品種です。

みちのくは板柳の剪定士、今さんが今でも栽培しているはず。

ねぶた。

実はジーンバンクに既に申請中で、

来年の春前には穂木が届き、

栽培を始める予定です。

ねぶたは加工品にして、

名前を最大限に活かせる商品にしたいと思っています。

むつ、つがる、ひろさきふじ、ねぶた。

地名が入ったりんごと、ねぶたを使ったブレンドのジュース、

もしくは単品のジュースが作りたい。

名前は使って良いかわからんが、

候補は「あおもり」だな。

りんごは味だ。

ジュースも味だ。

食い物だもの。

そこで美味しくなければ意味がない。

面白い名前の商品なんかいくらでもあるけど、

それだば長続きしない。

品種ってのは一番簡単で誰にでも出来る差別化です。

でもそれだけじゃ真似される。

更に上に位置する、変わったジュース、もしくは加工品を作らねば。

美味しくて面白い、

昔の人には広めることが出来なくて、

残念ながら消えていった品種を、

復活させる。

誰にも真似出来ないってのは強い。

しかしこのねぶた、

熟度にバラつきがあり、

酸味がすごい(笑)

思ってた以上だ。

これは確かに消える品種だわ・・・(笑)

でもりんごも人間も同じく向き不向きがあると思うんです。

生食向きじゃないりんごを生食で売ったってダメなんですよ。

美味しく育てて、そのりんごが一番輝ける形にするのが、

オラ達の仕事です。
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