
申告の準備も大詰め。
準備をしている時、目に入ったのがこの番組の宣伝。
いつ入るのか見逃して、
テレビの前で待ってたら、なんと今日入るそうだ。
夜8時からBSプレミアム。
タイトルはフクロウが舞うって書いてるけど、
結構適当でした。
狐もネズミも他の鳥も出てたしなー。
りんご農家をしていれば、
結構当たり前な感じのすることが多かったです。
一般の方にとってはすごいことなのかも。
そういえば隣の園地にもフクロウがいるんですけど、
そこの園主はじっちゃんの友人だった人なんですが、
昨日亡くなってですね・・・(;´Д`A
今頃あの世で晩酌かと。
Facebookで友人達に、
後で書きます!って書いたから、
眠いけど、忘れる前に書いてしまいます。
(3日くらい書けなかった)
基本的にはイギリスと日本の違いとか、
テレビの「今のは微妙だろーw」
っていうのを書いていきます。
そんなこと書いても誰も得しませんが、
これが青森でもそうなのか!って思われたくはないのと、
青森もこうだよ!
っていうのを書きたいです。

まずイギリスのりんご園が舞台。
10ヘクタールあり、うちの4倍です。
無農薬、無化学肥料で、昔ながらの栽培だそうです。
自然動物がめちゃくちゃいそうな感じで描かれていました!
実際いる!
冬だそうですが、
なかなか雪は積もらない地域みたいです。
新潟のカーブドッチがある場所に似ているかもしれません。
この地域は森を切り開いた、
野菜畑や牧草地帯が多いそうです。
写真の野うさぎですが、ここ津軽平野にもいます!
山じゃないですよ!
平野ですよ!
これって都会の人は勘違いしていますが。
山一つない町で、うさぎは余裕かまして暮らしています(^o^)
冬はりんごの枝を食ってます。
毒があるのか、食ったところって枝が出ないよなぁー。

おお、農家用語ではバヤ!予備枝!
枝切りをしない無剪定っぽいなーと思いました。
今では珍しい無剪定の園地を、ここ二年程観察していますが、
これと似たような枝の出方をしていました。
りんごのなりたい形なんだろうなと思います。

と思ったら、普通に切っていました。
日当たりが一番大事だそうな。
伝統的な切り方だそうです。
青森とは違うなーと見ていました。

ハサミはホームセンターで売っているようなタイプだなー。
ふむふむ。
青森とは違うくて、手打ちのハサミなんかはないんだろうか。

春になる前に、
食パンにりんご酒を染み込ませ、
りんごの枝に刺します!
これはりんごの木を眠りから覚ます儀式だそうです。
ライフルを空に向かって打って、
「これでりんごの木が目を覚ますわ」
っと、最先端科学を無視したような発言。
しかし、それほどりんごは神聖であり、
文化に根付いたものなのでしょう。
2000年前からここの地域では栽培されているそうです。
日本のたった100年しかないりんごの歴史とは全く違う。
そういえばここのりんごはりんご酒にも使われるそうです。
生食にはあんまりしないっぽい表現がされていました。


こっから野生の鳥たちのオンパレード。
春になると、りんご園には60種類の鳥たちが集まるそうです。
えええええええ(;´Д`)
さすがにそれは青森とは違う!
っていうか津軽にそんなにいるかなぁ。
パンはこの鳥たちが食べます。
自然の動物なんかとも共存しようとするのが、
ここの地域の昔ながらのりんご園なのだそうだ。


この収穫忘れもわざとこうして、鳥を呼ぶというか、
鳥達のためにもこうやって残しているそうです。
木が高いから、上だけだろうって思ったら、
下枝のりんごも結構残していました。
オラでも助走を付けて殴りかかるレベルですよ(笑)
そこは収穫出来るだろー(笑)
さすがに暮らしていけませんよー(;´Д`A
こんなに残すとは・・・

うわ・・・今日の午前中みたいだ・・・

風でりんごの木が折れたところを短く切っているそうです。
彼は根元に詰んで、置いていました。
これにも理由ありです。
動物の巣になったりするみたい。
多分冬の燃料にもしているはずですけど。



花が咲くところのコマ送りはイイですねー!
いいよいいよ、松本伊ー代。

木が病気で弱っているからか、
花芽が多い気がする。
木の皮が無くて、フラン病の跡みたいなのもあったなー。
でも圧巻だなー。


こっからは害虫タイム。
生まれる時期がバラバラなので、うちらもよくシャクトリムシは見ますねー(^O^)
ここの園地は無農薬なので、かなり虫は出ているようです。
これにも野鳥が集まるそうだ。
すごいなぁー、野鳥。

出た出た、りんごの根をかじるネズミ!!
草丈が高いとやっぱりダメなんだそうだ。
やっぱり結構出るそうです!
でもネズミはフクロウの餌になります!
すごいバランスだー。
そして草は・・・

出たー!!!!羊100頭(笑)
羊が草丈を短くしてくれるんだそうだ!!
無農薬だから出来ることだなー。



町はりんごに溢れていて、
りんごの里板柳と言っていますが、
りんごの里板柳(笑)
って変えた方が良いのかと思うくらい溢れています。
この町に比べたら、板柳はりんごの里でもなんでもない。
りんごを文化としているイギリスは、
本当のりんごの里だわー。




町にある樹齢200年を超える木。
どういうことだ。
説明はないが、これも無農薬だろう。
これが伝統的な栽培だって言ってたしな。
りんごを愛している・・・
この木はタネから生長して、
有名な品種の親になったそうです。

りんごを横に割って病気のチェック。
え!?・・・そんな病気あるの!?(笑)
虫が入っていないかチェックはすることあるけど・・・
ここはテレビ的なものなのかな?
実は知らない病気があるのかな?
病気はほとんど表面に出るものしか知りません。

一番恐ろしかった。
コドリンガ。
りんごが小さい時に入って、大きくなって出てくる・・・
恐怖やで・・・(;´Д`A

何の変哲もない場面でしたが・・・
何回も羊を放すのかな?
すごく綺麗な刈り方・・・って刈っているのか!?
もはやテレビの編集の粗探しです(;´Д`A
草刈りの場面はカットかな?

多分葉取らず栽培。
真っ赤になっています。
赤くなりやすくなる品種、
赤くなりにくい品種、
りんごにはいろいろあります。






これは羨ましかったなー。
収穫の時期。
木箱に入れて出荷ではなく、
収穫祭なのだ。
傷、腐っている、関係なし。
量り売り。
りんご農家のところに地元の人が買いに来る。
最高だな。理想の形だ。
また、文化という分厚い壁か。
こうするためにはこういう宣伝をしていかないとなー。









加工の営業許可書ー(笑)
外でりんご果汁を搾り、りんごの酒を作るそうだ。
その搾りかすをりんごの木のところへ。
それにまた鳥が来る。
年中鳥がいる(笑)
しかしそれが自然なんだべな。





こういう感じでお開きになりました。
とっても考えさせられる番組でした。
農家として見ても、とても面白いです!
でも映像制作は編集でどうとでもなるもので、
やっぱり自分の目で見ないとなーと思ってしまいます。
ナレーションなんか入ると、
自分の言いたいことが上手く伝わってなかったとか思うものです。
おらも作るとしたら、いいところ、
悪いところを上手く分けて使いますもん。
百聞は一見に如かず。
イギリス・・・遠いなぁ・・・(;´Д`A

お尻の部分、モモシンクイガやナシヒメシンクイガのような被害果が。
やはり外国も無農薬というのは難しいんだな。
でも今日本にある、有機栽培バブルのようなものではなく、
りんごを食べるという文化を愛するような消費者がいました。
何をすれば良いのかと。
自分の出来ること、自分にしか出来ないことをしていくしかないよな。
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