
新しくりんご園を借りました( ̄▽ ̄)
りんご大橋の方にある園地のお隣さんのところです。
30a。
まー、木が高い(´Д` )
そして・・・
生枝!
この生枝が厄介でして・・・
元の師匠の剪定で、絶対違うと思ったのが、
生枝の使い方です。

赤いところから出た枝。
生枝。
生枝の対義語は、果台枝ですかね。
果実を実らせた枝は良くて、生枝はダメ。
この方が良いのかな?
いや、そうなると生枝全てが悪いみたいだ・・・( ̄▽ ̄)
枝がない時は仕方なく使うけれど、
なり枝を構成していくには果台枝が有効だ。
って、五所の大先生も言ってたなー。
青丸の部分を見ると、それが生枝か果台枝の枝かわかります。
果台を養分が通ることによって、枝の成長にも影響が出るんだろう。
聞いたことがあるのは、果台があると、
養分の流れを止める関所になるということ。
なので、花芽がつきやすい。
この生枝はべろべろと伸びていき、
樹勢が強く、花芽ができるまで時間が掛かります。
今回は空間がもったいないので、上に伸びる黄色い枝を残して、
牽制し、枝の伸びを止めようとしていますが、
花芽がつくまでは時間が掛かりそう。
果台枝で、素質が良いと、
花芽が着いて、下向きの黄色いところに細かな枝が出せると思います。
下向きっていうより、そこにはりんごが実り、果台枝になるので、
実質下向きということですけど。
前の師匠の剪定は、
りんごを実らせるなり枝を生枝にしようとしていました。
果台は枝が弱る原因。
詰まった枝はろくなりんごが実らないと。
つまりは短果枝群ですね。
一生懸命それを取らされてました。
それまで剪定してたじっちゃんはその枝狙いだったのかな?
ちなみにその後遺症は長く影響します。
生枝は伸びるので、隣の枝とすぐくっつく。
くっつくから切ると、その反動がまた生枝の生長につながり、悪循環。
基幹青年卒業後、
バラバラにされたパズルを組み立てるように、
一個一個解決策を探していきました。
りんごの品質云々よりも、切らないことを優先。
あとは摘果でコントロール。
そうすると素質の良い枝がちょこちょこ出てきます。
枝を残して、りんごも残すと、
りんごの品質が数年後落ちます。
摘果が大事。
これも経験しました。
剪定何割、摘果何割とかよく聞くけど、
そうじゃなくて、200点満点理論だろう。
剪定100点、摘果100点。
技術面はそうだと思う。
なので、一年でどうこうなるのではありません。
死んだじっちゃんは主枝が5本とか多く、
枝も厚かった。
今思うと、主枝を抜けなかっただけで、
じっちゃんは美味しいりんごを作れていたのかも。
去年のりんごに、昔食べたりんごの味がして、
そう思いました。
昨日でじっちゃんは3回忌。
黙ってじっちゃんのりんごの木を見たことなかったな。
死んでから気がついたんじゃ遅い。
遅くても、気がついた、勘付かせたのは、
孫のオラにりんごを食わせてたからだ。
目で見た記憶は全然当たり前過ぎて気にしなかったけど、
味覚は記憶してる。
オラも子供が出来たら、嫌ってほど食わせないとなー、
美味いりんご。
多分毎回美味いりんごを選んでたんだろうなー。
早く実らないかなー、りんご( ̄▽ ̄)
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