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会津ひろきりんご園『紅のりんご農家』ブログ

4/7 発芽 こっから日に日にどんどん進む。


久しぶりにすごい人に出会いました。


出会いは全て偶然が重なる。

津軽塗の職人を紹介して欲しいということで、

とあるイベントで知り合いになった方に電話をしました。

依頼をして、OKをもらったのですが、

切った時に電話番号を見ると、

携帯ではなく、自宅の方に電話をしていました(´Д` )

あれ・・・

集中しないでいて、何の気なしに家に掛けていたようです。

職人さんは職人さんでも、知っている方のお父さんと会話していたのでした。

ガチ職人の方です。

やべーなーと思いながら・・・

しかし、ここでまさかのハプニング。

それがナシになってしましました。


直接謝ろうと思い、干しりんごを持ちいざ職人の元へ。

行くとやはりお父さん登場。

素直に、間違えて電話したことと、依頼のキャンセルを謝りました。

いいよいいよーと気さくに言ってくださり、息子さんも来て、

津軽塗のことをいろいろ教えて頂けました。

ここには大きいものでも乾燥する場所があること、

温度や湿度、天気で、

使う漆の割合を変えること。

さらにはそれが全て経験じゃないとわからないということ。

まるで剪定だ。

答えがないんだろう( ̄▽ ̄)

でも答えはある。

同じ職人同士の知り合いというのがないらしい。

うちらで言えば、知り合いにりんご農家がいない状態。

理由は、職人が高齢化してしまっていること。

なかなか表舞台には出ないそうです。

さらには、若い職人と技術的な差が大きいらしい。

同じ作品を作ろうとしても、作れないくらいなんだそうだ。

それだけ若手とは差があるらしい。

模様を見ればすぐわかるそうだ。

素人目には全くわからない。

りんごと同じで、ちょっと知らないと、

差に気がつけない。

今の若手は、一個数十万の作品を作る勉強をしている。

でも、一個1000円の橋を大量に作る技術や場所がない。

それじゃ暮らしていけないのではないかという。

んー。

りんごに例えると、

オラのように変わった品種ばっかりやって、

ふじを上手に作れないとダメだよね?

っていうこと。

全くもってそう思う。


人は自分のやることを、カッコ良い目線で決めてしまいがちだ。

変わったことをやる、カッコ良い。

こだわりを持つ、カッコ良い。

人よりも高く売っている、カッコ良い。

じゃない。

基礎がしっかりしないと出来ないんだ。

変わっていること、カッコ良いことは、

趣味の範囲だという。

それはどういうことか、後々わかった。


その趣味は、後々仕事と入れ替わるくらいがちょうど良い。

そう思う。

いつからだろう。

変わった品種が趣味になったと思ったのは。

だから、りんごは趣味だと思うようになっていました。

でもふじなんかで市場出荷でも暮らしていけなきゃ嘘だと思うようになり、

主力品種で基礎が出来ないとダメだと思いました。

向き合うことによって、知ることが多かったです。


あとは書きたいけど書けないところが多い。

ただ、その職人は美術品を作ろうとしていました。

使う津軽塗ではなく、魅せる津軽塗。

青森の人は、そういうのを見たら、

「どうやって使うんですか?」

「いくらなんですか?」

って聞くそうだ(´Д` )

いやいや、使うんですか!?

買うんですか!?

って作り手は思うらしい。

うちらには、漆塗りを使う文化があるのだ。

関東よりも下は、見て楽しむ文化があるんだとか。

文化の差は大きいな。

それだけ津軽塗って身近にあるんだ。

でも身近過ぎて、安さに繋がっている。

りんごも似ているのかもな。

身近過ぎて、いつでもあって・・・

いつかその美術品を拝みたいもんだ。

そしてりんごも特別な存在になれればな。

いや、そういうりんごを作らなきゃ。

その前に、ちゃんとりんごを作れるようにならなきゃな。



あと3日で収穫終了。

葉っぱがほぼ落ちてる。


そして鳥食いが酷い。

ツル割れ、カチンコ、去年余したナシヒメ。

加工や廃棄が多いったらありゃしない。

ツル割れ、カチンコは数年の管理で減らしていくしかない。

鳥食いは自然だ。

ナシヒメシンクイガは毎年の防除。

家族二人に対して完全にキャパオーバーだ。

しかし全ては欲しい園地のため。

園地との出会いは、運だ。

今はふじだけしかないが、黄色品種を増やし、バランス良くすれば、

段々収入をあげられる。

80aしかなかったのにな。

開墾して1.2ha。

大紅栄、津軽ゴールド、シナノゴールド。

みすぐりはお母さんに任せて、りんご協会のバイトに行ったなー。

いろんな園地を回るやつ。

園主に真面目な質問しているのを、みんなからバカにされたなー。

父親も就農して、オラの手が空いて、

ジャガイモとかぼちゃの勉強。

それから面積を50a増やしたら、収量100箱という(笑)

その次の次の年、今収穫しているほぼふじの1haを借りたんだ。

そして今年はさらに30a。

あ、3haか(´Д` )

サンふじの7割が葉取らずといえど、さすがに二人で間に合うわけねえな(´Д` )

人を使うにも、通帳は空。

夏過ぎた頃、死ぬかと思った。

そんなこと、就農当時から何度もあった。

10円玉数えたって人を知っているが、あれは本当だ。

でも絶対に生きていかなくちゃならないし、

死ぬわけにはいかない。


来年は約80a改植。

80a返納。

20aの河原を廃園。

今年は無理しよう、三人で頑張ろうって言ったのは、

隣の50aを借りれるから。

借り手の契約が切れるからだ。

隣は・・・井戸付きの園地。

就農当時から欲しかった、隣の園地。

樹は酷いもんだが、一枚1haの平地。

すごい大変だけど、

シナノゴールド、大紅栄を抜いて持ってくる予定だ。



高杉に1ha、板柳の1ha、水害がある場所に40a。

将来は40aも無くす予定だ。

水害は怖い。

2ha。

本当は3ha欲しいが、

自分が本当にちゃんと仕事ができる男になったらで良いよね。

まともな園地にするならば、1haでも手一杯だからね。


目標がついに実現出来そうだ。

絶対に欲しいと思ったものは、手に入れる。

だから手に入る。

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